人によって、「虫歯のなりやすさ」に差はあるのでしょうか?またあるとすれば原因は?

人によって虫歯になりやすさに差はあります。

いくら一生懸命歯磨きをして、定期的に歯科医院でメインテナンスを受けていても、虫歯になってしまう人はいらっしゃいます。
逆に、特に気にせず歯磨きをしていたり、1日1回の歯磨きでも虫歯にならない人はいます。
もちろん、虫歯に絶対にならない人などはいませんが、虫歯になりやすさは個人差があります。
そして、虫歯だけでなく、歯周病にもなりやすさには個人差があります。
では、なぜ個人個人でそのような差が生じてしまうのでしょうか?

考えられる原因

(1) 体質

一番考えられることは、その人の体質です。
もちろん、多くの要因がありますが、例えて言いますと、唾液の量や歯の組成などで、虫歯に強いかはたまた弱いかが変わってきます。
また、虫歯になりやすい人、歯周病になりやすい人、どちらにもなりにくい人だけでなく、虫歯には強いが歯周病には弱い人、虫歯になりやすいが歯周病にはなりにくい人…など本当に様々です。
どうしても体質を改善することは難しいですが、日々のセルケアと歯科医院で定期的なメインテナンスを行うことにより、虫歯や歯周病に弱い人は少しでもリスクを下げることができます。

(2) 生活習慣

体質と共に大きな原因の一つとされるのが生活習慣です。
その中でも大きなウエイトを占めるのが食生活だと思います。
例えば、本来朝昼晩3食を規則正しく食べなければいけないとことを不規則かつバランスの取れていない、間食をよくする、常にガムや飴などが口の中に入っている、コーヒーやジュースをよく飲むなどいわゆるダラダラ食い、ダラダラ飲みをしていると、虫歯になるリスクが高くなります。
虫歯菌の好物は糖質です。
糖質は多くの食品に入っており、摂取しないことはまず不可能と考えられます。
なので、常に食べ物や飲み物を口の中に入れておくことにより、虫歯菌の栄養源である糖質が豊富になり、虫歯になりやすくなります。

また、食生活に加えてタバコを吸うなど、歯や歯茎に刺激を与えるような行為を行ていると虫歯になるリスクが高くなります。

よって、もし虫歯になりやすいと思う人は、とにかく規則正しく食事をし、間食を可能な限り避け、飴やガムなどは口にしない、飲み物は水やお茶にする、禁煙を心掛けるなど徹底した生活習慣の改善を行わなければ、虫歯になるリスクを下げることは難しいと考えます。

(3) 歯並びや不良補綴物

人は、唾液などによる自浄作用という働きにより、虫歯になりにくい口腔内環境を保つことができます。
昔の人、まだ歯ブラシなどが発明されておらず、歯磨きという習慣すらない人達が全員虫歯になっていたのでしょうか?
決してそうではありません。
もちろん、現代の食べ物は大量の人工的に作られた調味料や甘味料を使用していますので、自然本来の食べ物を食べていた昔の人と比べるのは難しいですが、間違いなく言えることは、この唾液等による自浄作用により虫歯になるリスクは軽減されています。

しかし、その自浄作用による虫歯になりにくくする効果を邪魔するもがあります。
それは歯並びが悪かったり、人工的に作られた歯科補綴物が口腔内にマッチしておらず、それが不良補綴物として虫歯の原因になることが考えられます。

歯並びが悪かったり、不良補綴物が口の中に入っていると、唾液が入り込みにくく自浄作用を大きく低下させるだけでなく、歯ブラシが届きにくい、もしくは届かないような部位が出現することによりそこが不潔になり虫歯になるということも考えられます。
歯並びも人それぞれ違うので個人差があり、これが虫歯になる原因に挙げられます。

不良補綴物の場合、作り直しを行えばある程度改善されますが、歯並びが悪い場合は矯正治療が必要なこともあります。
しかし、矯正治療は健康保険が適応されないので治療費が高額になりがちで尚且つ長い治療期間が必要になります。
ですので、まずはデンタルフロスや歯間ブラシなどのケア用品を駆使してセルフケアを行わなければなりません。

ではどう対処すれがよいのでしょう?

虫歯になる原因は本当に多くあります。
しかし、上にも書いたように日々の暮らしの中でいかに虫歯にならないようにするかを考えながら生活をすれば、虫歯になりやすい人でも最大限虫歯になるリスクを軽減させることができます。
なので、まずは食生活の改善、そして生活習慣の見直しを行うことが虫歯になりづらい体質に近づく第一歩と言えるでしょう。
簡単に言いますと、体の健康に良いとされている食生活、そして日常生活を送ることが歯にとっても優しい生活になります。

それに加えて、毎日のセルフケアとして歯磨きをするだけでなく、歯磨き粉の使用、デンタルフロスや歯間ブラシなどのケア用品を併用することで、なお虫歯になるリスクを軽減させることが可能です。
そして、歯科医院による定期検診を受けることで虫歯予防を行うとより効果的だと考えます。