インプラントは自分の歯と同じように噛むことはできますか?

杉並区西永福の歯医者さん、西永福歯科です。
今回のテーマは「インプラントは自分の歯と同じように噛めるのかについて」です。
失った歯を取り戻せるインプラントは、審美性における美しさが目立ちます。

しかし見た目の美しさだけでなく、それ以上に大切なのは実用性にあります。
自分の歯と同じように噛めなければ、とても失った歯を取り戻せるとは言い難いでしょう。
そこで、ここではインプラントが自分の歯と同じように噛めるのかについて説明していきます。

1. 噛む力に優れている

ここで、咬合力という言葉を紹介します。咬合力(こうごうりょく)とは噛む際の力を示しており、
インプラントはこの咬合力が高い特徴があります。天然の歯を基準に考えると、
インプラントは天然の歯の咬合力のおよそ9割に近い数値を誇っているのです。

ちなみにブリッジや入れ歯も同様に考えてみると、ブリッジの場合はおよそ6割、
入れ歯の場合はおよそ1割の咬合力になります。この点から分かるとおり、
インプラントは天然の歯とイコールとまではいきませんが、それに近い力で噛むことができるのです。

2. 食生活について

インプラントは自分の歯と同じように噛めるのか?
この質問をする人のほとんどは、「自分の歯と同じ食生活が送れるのか?」というのが知りたいポイントですが、
インプラントの場合は極端に硬いものでなければ普通に食べられます。

元々そこまで硬いものを敢えて選んで食べる習慣でもない限り、
自分の歯と同じ食生活が送れると言っていいでしょう。
入れ歯のように歯にくっついてしまうこともないため、食材が限定されるようなこともありません。

3. しっかり噛める理由

そもそもなぜインプラントは噛む力がしっかりしているのか?その理由はインプラントの構造にあります。
インプラントは入れ歯やブリッジのように「装着する」わけではなく、
手術によって顎の骨に人工の歯の根が埋め込まれているのです。

これによって土台なる支えが安定し、自分の歯と変わらない感覚で噛むことができます。
顎の骨と人工の歯の根がしっかりと固定され、その上に人工の歯が取りつけられており、
この構造上硬いものも安心して噛めますし、その時の感覚も自分の歯とほとんど変わらないというわけです。

4. 欠かせないメンテナンス

インプラントによる噛むことの快適さは、噛み合わせがしっかりと調整されてこそ叶うことです。
もし噛み合わせが悪ければ、インプラントにダメージを与えるどころか体調不良の要因にもなるのです。
また、インプラントは意外とデリケートなので、ほんのちょっと噛み合わせが悪いだけでも問題が生じます。
そんな噛み合わせの調整をしっかりと行うために欠かせないのがメンテナンスです。

インプラントは治療後もメンテナンスのための通院が必要ですが、
これを疎かにしないことで常にしっかりとした噛み合わせを実現し、そこではじめて快適な食生活が送れます。
このため、日常生活の中でうまく噛めなかったり噛むことに違和感があったりした時は、
すみやかに歯科医院に行って相談してください。

5. 現状のインプラントのデメリット

噛むことにおいては不自由がない上、インプラントには見栄えの美しさにもあります。
このため、一見全てにおいて入れ歯やブリッジよりも優れたイメージがありますが、
インプラントにもまたデメリットはあります。このため、噛む力だけで治療を決断するのは禁物です。

具体的にデメリットを挙げると、最大のデメリットは費用が高額になることです。
歯科医院ごとで費用は異なるものの、相場としては1本30万円~45万円がインプラントの費用です。
また、手術を必要とする治療になるため、身体的にも精神的にも負担が大きな治療です。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、インプラントは自分の歯と同じように噛めるのかについてまとめます。

  1. 噛む力に優れている :インプラントは咬合力が高く、自分の歯に比べて9割ほどの噛む力を持っている
  2. 食生活について :極端に硬いものでなければ何でも食べられるため、食材が限定されることもない
  3. しっかり噛める理由 :人工の歯の根を埋め込むことで安定し、自分の歯と変わらない感覚が得られる
  4. 欠かせないメンテナンス :快適な食生活は、メンテナンスによる噛み合わせの調整ができてこそ叶う。
  5. 現状のインプラントのデメリット :メリットだけではない。インプラントは費用が高いなどのデメリットもある

これら5つのことから、インプラントは自分の歯と同じように噛めるのかについて分かります。
噛む力においては入れ歯やブリッジに比べて遥かに優れていますし、
自分の歯と比べてもほとんど変わらない感覚で噛むことができます。

ただし、インプラントには費用が高額になるなどのデメリットもあります。
このため噛む力だけで治療を決断せず、これはあくまでインプラントのメリットの1つだと捉え、
他のメリットやデメリットも把握した上で治療するかどうかを検討してください。