高齢になって歯を失うのが怖いです。若い頃からできる予防方法はありますか?

杉並区西永福の歯医者さん、西永福歯科です。
今回のテーマは「高齢になった時に歯を失わないための若い頃からできる予防方法」です。
高齢になると歯を失ってしまう…まるでそれを運命のように思っている人もいます。

確かに歯を失っている人もいますが、その一方で自分の歯の健康を維持している人もいるわけで、
その差がどこに出るのかと言えば若い頃からの予防意識です。
つまり、若い頃から歯を守るための予防を実践することで、高齢になった時に歯を失わずにすむのです。

1. 歯を失う要因

高齢になって歯が失われる要因を考えると、最も多いのが歯周病です。
歯周病は日本人が歯を失う要因のトップにもなっており、いかに歯周病を予防するかが歯を守るポイントです。
また虫歯でも歯を失う可能性があり、若い頃から虫歯と歯周病を予防することが大切です。
ではここで、なぜ虫歯や歯周病が歯を失うことに繋がるのかを説明します。

 虫歯で歯を失う理由

虫歯は歯に穴をあけてしまいますが、放置することで症状はどんどん悪化します。
歯の神経まで虫歯菌に侵されるほど進行すれば歯はボロボロの状態になってしまいますし、
重症化した虫歯は例え治療したとしても治療不可で抜歯せざるを得ない可能性もあるのです。
また、二次虫歯が繰り返されると治療のたびに歯を削ることになり、どんどん歯は失われていきます。

 歯周病で歯を失う理由

歯周病が進行すると歯槽骨が溶かされていきます。歯槽骨は顎の部分にある歯を支える骨であり、
これが溶かされることで歯の支えが失われ、グラつくようになって抜けてしまうのです。
また、虫歯同様に歯周病も重症化してしまうと、治療不可で抜歯に至る可能性があります。
高齢の人だけになるイメージがありますが、歯と歯肉がある時点で歯周病は誰でもなり得ます。

2. 虫歯で歯を失わないために

虫歯で歯を失わないために重要なことは2つです。
1つは虫歯そのものを予防すること、もう1つは虫歯治療を行った際に二次虫歯を予防することです。
まず虫歯の予防方法ですが、これは毎日の歯磨きが基本です。

とは言え、単に磨くのではなく精度の高い歯磨きが必要ですから、
デンタルフロスを使用したり、歯科医院の定期検診で歯磨き方法の指導を受けたりすることが大切です。
また、虫歯になってしまった時は治療時の詰め物や被せ物の材質にこだわるといいでしょう。

最もおすすめなのはセラミックで、オールセラミックはプラークが付着しにくく二次虫歯を予防できます。
一方銀歯は歯との接着の相性が悪いため、隙間が生じて細菌が侵入し、二次虫歯を引き起こしやすいのです。
虫歯の予防と詰め物をセラミックにする…これが虫歯で歯を失わないためのポイントです。

3. 歯周病で歯を失わないために

歯周病で歯を失わないためには、歯周病を予防することが基本です。
しかし、歯周病は虫歯に比べて予防が難しく、なおかつ進行してしまいやすい病気なので注意が必要です。
と言うのも、歯周病には虫歯の痛みのような分かりやすい自覚症状がないからです。

虫歯の場合は進行すると痛むため、その痛みで虫歯を自覚して歯科医院に行きます。
一方歯周病にはそういった自覚症状がないことから、自分が歯周病であることにすら気付きにくいのです。
このため、歯周病予防には歯科医院での定期検診が欠かせません。

定期検診を受ければ歯周病予防ができますし、もし歯周病になっていても歯科医が気付きます。
このため、骨が溶かされる前の初期段階で治療できるのです。
ちなみに、歯科医院の定期検診を受けることは虫歯予防においても非常に効果的です。

4. 生活習慣を見直す

虫歯や歯周病はお口の病気であるものの、これらが引き起こされるリスクは生活習慣にも関係します。
例えば喫煙は歯周病になるリスクを高めるだけでなく、歯周病を重症化させやすい要因になります。
また、疲労やストレスで身体の免疫力が低下すると、虫歯や歯周病にかかりやすくなるのです。
こうした生活習慣の改善は、予防歯科を受けることでアドバイスしてもらうことができます。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、高齢になった時に歯を失わないための若い頃からできる予防方法についてまとめます。

  1. 歯を失う要因 :歯を失う要因は虫歯と歯周病
     虫歯 :重度に進行すると歯がボロボロになってしまい、抜歯せざるを得なくなる。二次虫歯にも注意
     歯周病 :歯を失う要因のトップ。進行すると歯を支える歯槽骨が溶かされ、歯が抜け落ちてしまう
  2. 虫歯で歯を失わないために :虫歯予防だけでなく、虫歯になった際はセラミックで二次虫歯を予防する
  3. 歯周病で歯を失わないために :歯周病は自分でも気付きにくい。歯科医院で定期検診を受けると良い
  4. 生活習慣を見直す :生活習慣を改善することで、虫歯や歯周病になるリスクを減らせる

これら4つのことから、高齢になった時に歯を失わないための若い頃からできる予防方法が分かります。
将来歯を失うのを防ぐには、若い頃から虫歯や歯周病を徹底予防することが大切です。
また、今回お伝えしたことで1つ補足をしておきます。
二次虫歯を予防するためにはセラミックが効果的と説明しましたが、
セラミックは保険が適用されないため、検討する際は予算も視野に入れなければなりません。