セラミックかホワイトニングかで悩んでいます。ちなみに両方する意味はありますか?

杉並区西永福の歯医者さん、西永福歯科です。
今回のテーマは「セラミックとホワイトニング」です。
歯を白くする方法はいくつかありますが、代表的なのはセラミック治療とホワイトニングです。

実際に、「セラミック治療かホワイトニングをしたい」と言う患者さんはたくさんいますし、
患者さんによっては最終的に両方行うことを希望するケースもあります。
そこで、ここではセラミックとホワイトニングをテーマにしたお話をしていきます。

セラミック治療の目的とホワイトニングの目的

セラミック治療とは詰め物や被せ物をセラミックにすることで、
分かりやすく言えば詰め物や被せ物を天然の歯のように美しくすることが目的です。

一方ホワイトニングは詰め物や被せ物のような人工物には効果がなく、
天然の歯を白くすることを目的とした治療です。

つまり、セラミック治療とホワイトニングは治療の目的が全く違うのです。
このため、どちらかで迷うという状況はありません。

詰め物や被せ物を美しくするならその方法はセラミック治療に限られますし、
そうではなく天然の歯を美しくするならその方法はホワイトニングに限られます。

セラミック治療の説明

セラミック治療は特別なものではなく、詰め物や被せ物で処置する時と同じ流れです。
ただし詰め物や被せ物の材質がセラミックである…それがセラミック治療です。
また、使用するセラミックは以下の4種類で、これは患者さんが好きな種類のものを選択できます。

・オールセラミック :最も審美性が高い。変色も起こらないが費用が高い
・ハイブリッドセラミック :レジンが混ざっているので審美性で劣るが、その分費用が安い
・メタルボンド :金属を使用しているため強度に長けているが、金属アレルギーの対象になる
・ジルコニアセラミック :人工ダイヤモンドを使用しているため強度に長けているが、費用が高い

…取り扱っているセラミックの種類は歯科医院ごとで異なるため、
全ての歯科医院が全ての種類のセラミックを取り扱っているわけではありません。
このため、希望のセラミックがある場合はあらかじめ歯科医院に確認しておきましょう。

ホワイトニングの説明

ホワイトニングは歯を白くする治療ですが、ホワイトニングの方法自体3種類あります。

・オフィスホワイトニング :歯科医院で行う方法で、早く白くできる反面後戻りも早い
・ホームホワイトニング :自宅で行う方法で、白くなるのに時間が掛かる反面白さが長続きする
・デュアルホワイトニング :オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを併用した方法で費用が高い

…使用する薬剤の種類は同じですが、ホワイトニングをする場所や効果の面で違いがあります。
どの種類のホワイトニングを行うかは患者さんが選択できますが、
単純に効果の高い方法を言うなら2つの方法を併用した「デュアルホワイトニング」になります。

<ホワイトニングで白くならない歯>
歯の変色の原因によってはホワイトニングをしてもほとんど白くなりません。
例えばテトラサイクリンによる影響で変色した歯などが挙げられます。
この場合、ホワイトコート(歯のマニキュア)やラミネートベニア(セラミックを貼り付ける)などで白くできます。

健康保険について

セラミック治療もホワイトニングも審美目的の治療ですから健康保険が適用されません。
例えば「詰め物や被せ物をセラミック治療して、なおかつホワイトニングで他の歯も白くする」
…方法としては可能ですが、この場合費用が相当高くなることを知っておかなければなりません。

ちなみに100%審美目的のホワイトニングはともかく、
詰め物や被せ物として使用するセラミック治療に健康保険が適用されないのを疑問に思う人もいるでしょう。
セラミック治療に健康保険が適用されないのは、健康保険適用の基準が理由になっています。

「健康目的とした必要最低限の治療」…これが健康保険適用の基準です。
詰め物や被せ物として使用する点では、確かにセラミック治療は「健康目的」の基準を満たしているでしょう。
しかし、審美目的も兼ねているため「必要最低限の治療」の基準を満たしていないのです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、セラミックとホワイトニングについてまとめます。

1. セラミック治療の目的とホワイトニングの目的 :それぞれの目的は全くの別物
2. セラミック治療の説明 :セラミックの種類を選択し、詰め物や被せ物として処置する
3. ホワイトニングの説明 :人工物には効果がなく、天然の歯を白くするための治療
4. 健康保険について :どちらの治療も健康保険は適用されない

これら4つのことから、セラミックとホワイトニングについて分かります。
まとめると、セラミック治療は詰め物や被せ物に対する治療で、
ホワイトニングは歯に対する治療です。つまり、2つの治療の目的は全く異なります。

ただし両方の治療を行うことは可能です。例えばセラミック治療で詰め物や被せ物を美しくして、
さらにホワイトニングすることで他の歯も白くすることが可能です。
ただしどちらの治療も健康保険が適用されないため、よく検討してから治療を決断してください。