歯周病になりやすい人となりにくい人の違いって何ですか?

杉並区西永福の歯医者さん、西永福歯科です。
今回のテーマは「歯周病になりやすい人となりにくい人の違い」です。
歯周病を必死で予防していてもすぐ歯周病になってしまう人がいます。

しかしその一方で、大して予防意識を持っていないにもかかわらず歯周病になりにくい人もいます。
つまり、歯周病になりやすい人となりにくい人がいるのです。
そしてそれは単に偶然ではなく、きちんとした理由があって差が生まれるのです。

歯並びが良い人と悪い人

歯並びは見た目だけでなく、歯周病になるリスクにも影響します。
と言うのも、歯並びが悪ければ悪いほど精密な歯磨きができなくなるからです。
歯並びが凸凹していれば、特定の箇所が磨きにくくなってそこにプラークが溜まります。

そして、プラークが溜まることで歯周病になるリスクが高まってしまうのです。
一方歯並びが良ければ歯磨きに磨きにくさがなく、丁寧に磨ければ確実にプラークを除去できます。
全く同じ歯磨きをしたとしても、歯並びの良し悪しで歯磨きの効果に差が出るのです。

<歯並びを改善するには?>
歯並びを改善するには矯正治療を受けることです。矯正治療は子供が行うイメージがありますが、
大人でも受けられますし、目立たないマウスピース矯正と呼ばれる方法もあります。

歯磨きの精度が高い人と低い人

歯周病予防のために誰もが歯磨きをしているでしょうが、歯磨きの仕方自体は異なります。
適当に磨く人もいれば、デンタルフロスを使用して丁寧に磨く人もいるでしょう。
そして、こうした歯磨きの仕方によって歯周病になりやすい人となりにくい人に分かれます。

歯磨きにおいて重要なのは精度であって頻度ではありません。
丁寧で精密な歯磨きをできる人ほど歯周病になりにくいのです。
一方、何度歯磨きをしても精度が低ければ磨き残しが多いため歯周病になりやすいのです。

<歯磨きの精度を高めるには?>
歯磨きの精度を高めるには、歯科医院の定期検診や予防歯科を受診してブラッシング指導を受けることです。
また、プラークチェッカーを使用してプラークを染色すれば、目で見てプラークを除去できます。

喫煙する人と喫煙しない人

「タバコは身体に悪い」というのは既に周知の事実ですが、口の中の健康においても同じことが言えます。
タバコを吸う人はニコチンの影響で免疫機能が狂わされ、細菌の感染に対する抵抗力が弱くなります。
このため、歯周病菌にも感染しやすくなる…つまり歯周病になりやすくなるのです。

これはデータでも証明されており、タバコを吸うことで歯周病になるリスクが5倍以上高まります。
また、タバコを吸うことで歯肉の腫れが見た目上抑えられるため、
歯周病になっても気づきにくく、その結果重症化しやすい傾向もあるのです。

<喫煙者が禁煙すれば歯周病になりにくくなる?>
答えはイエスで、禁煙することで歯周病になるリスクを減少させることができます。
このため、例え喫煙歴が長い人でも今更と思わず、努力して禁煙すれば歯周病になりにくい身体を作れます。

男性と女性

「女性は歯周病になりやすい」と聞いたことがある人もいると思いますが、それは事実です。
理由は女性ホルモンで、歯周病菌の中には女性ホルモンをエネルギーとするものがあります。
このため、女性ホルモンが過剰に分泌されるとその手の歯周病菌の働きが活発になってしまうのです。

最も、女性ホルモンは常に過剰に分泌されているわけではなく、そうなる時期があります。
例えば妊娠時などがそれに該当しますし、特に妊娠時の歯周病は早産になるリスクが7倍高まるので危険です。
また、更年期による女性ホルモンの減少は骨密度を低下させ、歯肉が痩せて歯周病になるリスクを高めます。

<男性は歯周病になりにくい?>
女性ホルモンが理由で女性の方が歯周病になりやすいですが、男性がなりにくいというわけではありません。
女性の方が歯周病になるリスクが高まる要素が多いというだけで、男性もしっかりとした予防が必要です。

疲労やストレスを溜める人と溜めない人

いわゆる生活習慣の違いと言うべきでしょうか。
日常生活の中で疲労やストレスをすぐに溜めてしまう人は歯周病になりやすくなります
と言うのも、歯周病は細菌による感染症だからです。

疲労やストレスは身体の免疫力を低下させます。
そして身体の免疫力が低下することで細菌に感染しやすくなり、イコール歯周病菌に感染しやすくなるのです。
一方、疲労やストレスを溜めない人は身体の免疫力が高く、簡単に歯周病菌に感染することはありません。

<疲労やストレスを溜めない方法は?>
社会人として生きている以上、疲労やストレスを溜めない方法はありません。
「疲労やストレスを溜めない方法」よりも「疲労やストレスを解消する方法」を考えた方が良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、歯周病になりやすい人となりにくい人の違いについてまとめます。

1. 歯並びが良い人と悪い人 :歯磨きの精度に影響するため
2. 歯磨きの精度が高い人と低い人 :磨き残しに差が出るため
3. 喫煙する人と喫煙しない人 :喫煙自体が歯周病になるリスクを高めるため
4. 男性と女性 :女性ホルモンの影響で女性の方が歯周病になるリスクが高い
5. 疲労やストレスを溜める人と溜めない人 :身体の免疫力の強さに差が出るため

これら5つのことから、歯周病になりやすい人となりにくい人の違いについて分かります。
歯並び、歯磨きの精度、性別、生活習慣…これらの部分で歯周病になるリスクが変動します。
特に歯周病予防の基本となる歯磨きにおいては、
デンタルフロスを使用するなどして精密な歯磨きを心掛けましょう。
そして歯科医院で定期検診を受ける…それだけで歯周病になるリスクは大幅に減らせます。