今からできる、将来歯を守るための歯周病対策


杉並区西永福の歯医者さん、西永福歯科です。
今回のテーマは「歯を守るための歯周病対策」です。
将来、自分が高齢になった時に備えて身体の健康に気を配る人は多いですよね。

これは歯の健康においてもいえることであり、
若い頃からしっかりと対処することで将来自分の歯を守ることができます。
高齢になった時に歯を失わないためには、今から対策しておいた方が良いのです。

歯周病の要因を考える

日本人が歯を失う最も多い要因となるのが歯周病です。
そのため、歯を守るたけには歯周病対策をすることが必要不可欠になります。

歯周病は、歯周病菌に感染することで起こる病気であり、つまり細菌による感染症です。
「細菌に感染して起こる」という点だけで見れば、歯周病は風邪とよく似ていることが分かりますね。
そして、細菌による感染症ということは、身体の免疫力が低下するほど感染のリスクが高くなるということです。

歯周病菌はプラークの中に含まれていますが、この歯周病菌は唾液を介して人から人へと移動するため、
自分が口の中を清潔にしていても、人から歯周病菌をもらってしまうことがあるのです。
これらをまとめると、歯周病の要因として次の3つが挙げられることになります。

プラークが蓄積する
身体の免疫力が低下する
人からうつされる

つまり、これら3つの要因への対策をとっておけば、歯周病を予防しやすくなるということになります。

プラークの蓄積を防ぐには

プラークの蓄積を防ぐには、プラークを除去することとプラークの発生を抑えることが必要です。
前者の対策は歯磨きであり、これはブラッシングだけでなくデンタルフロスも使うといいでしょう。
ブラッシングだけの歯磨きでは、プラークの除去率は6割程度になってしまいます。

歯と歯の間を磨くデンタルフロスに加え、歯と歯肉の境目を磨く歯間ブラシも使うとなお効果的です。
次に、後者の対策となるのは食生活の見直しと改善であり、
プラークの発生を抑えるには糖の摂取を控えると良いでしょう。

ちなみに、歯磨きの精度を高めるためにはプラークテスターを使うのもおすすめで、
プラークを染色して目に見える状態にすることで、確実に磨き残しを減らせます。
プラークの蓄積を防げばそれだけ歯周病菌を減るため、感染のリスクを低下させることにつながります。

身体の免疫力低下を防ぐには

身体の免疫力は疲労やストレスの蓄積によって低下、さらに食生活にも関係してきます。
そのため、生活習慣そのものを見直して改善することが免疫力低下を防ぐ対策となり、
まずは疲労やストレスの適度な解消をするための方法を考えましょう。

例えば、早く寝て充分な睡眠をとることやゆったりと入浴して身体を落ち着けるなどの方法が効果的です。
また、絶対に必要なのが禁煙であり、喫煙は身体の免疫力を低下される大きな要因となる上、
喫煙自体が歯周病になるリスクを高めます。タバコを吸っている人はこの機に禁煙すると良いでしょう。

食生活は栄養バランスを考えること、栄養が偏ると身体の免疫力を高められないため、
身体の健康を維持できる正しい食生活を心掛けるようにしてください。

歯周病菌をうつされることを防ぐには

歯周病菌は空気感染ではうつらないため、例えばすれ違った人からうつされる心配はありません。
唾液を介してうつるという点を考えると、むしろ親しい相手ほどうつされやすいのです。
例えば、キス・食器の共用・歯磨きの接触・回し飲みなどの行為が該当します。

このような行為はいずれも恋人・家族との間で行うものであり、
そのため自分だけでなく恋人同士・家族同士で歯周病を予防することが大切です。
お互いが予防を徹底していれば、お互い歯周病をうつしあう心配もなくなります。

もちろん、最も確実なのは唾液を介す行為を一切しないことですが、
大切な相手とのキスなどによるスキンシップはなくてはならないものでしょう。
そのため、「唾液を介す行為を控える」よりも「お互いが予防意識を高める」の考え方を持つべきです。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、歯を守るための歯周病対策についてまとめます。

1. 歯周病の要因を考える :「プラークの蓄積」「身体の免疫力低下」「人から原因菌をうつされる」の3つ
2. プラークの蓄積を防ぐには :デンタルフロスを使った歯磨きや、糖の摂取を控える食生活
3. 身体の免疫力低下を防ぐには :「疲労やストレスの解消」「禁煙」など、生活習慣そのものの改善
4. 歯周病菌をうつされることを防ぐには :恋人・家族間でお互いが予防意識を高める

これら4つのことから、歯を守るための歯周病対策について分かります。
歯周病は若い人にとっても無縁の病気ではなく、発症において年齢は関係ありません。
例えば、初期の歯周病に相当する歯肉炎は小さな子供でも発症することがあり、
将来のためだけと考えず、既に今から予防意識を高める必要があるのです。
また、定期的に検診を受診しておけば、発症時に重症化することを防ぐことができます。